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もう恋なんてしない。

第2章 ここは中国。不夜城上海。

上海には数多くの日式KTVと呼ばれる、クラブがある。

 日本のキャバクラが内装を豪華にして個室になっている感じ。

どこの店も煌びやかにその豪華さを競い内装を仕上げている。

内装の豪華さで勝負している店
女の子の人数で勝負している店
老舗と言う事で維持している店…

それは様々だが
昨今はお店が大型化している。

中国らしいと言えばそうなのかも知れないが

エスカレータで地下に降りると、考えられない様な広いエントランスに200~300人はいるのだろうか?

同じドレスを身に纏い両側に小姐達が並び
お客を迎えるのである。

『いらっしゃいませ!』 

『いらっしゃいませ!』

 慣れないとその迫力に圧倒されてしまう。
 まさにハーレムの入口である。

そのお店に気に入った小姐がいるならば
電話をして予約を入れるのが一般的。

 なぜなら、予約客=指名客。

チップ(300元)以外の売上が
この電話指名で初めて
カウントされるのである。

 チャージは300元。
(2014年あたりから350元になっている)

一人あたりのセット料金である。ここにお酒は含まれていない。

水、氷、小鉢のスナック菓子、簡単なフルーツ(一年中スイカとプチトマトにオレンジ)

お通しの様に並ぶだけである。

驚いた事にプチトマトは中国では
フルーツなのである。

この後、グループ分けされた小姐が
部屋に並び選び、お客はこれから始まる
夢のひと時を想うのである。

小姐達が部屋に入ってくる順番も
売上げ上位の特権である。

お客が多く部屋が埋まれば
もう選ばれるチャンスのない。

指名客も無くここで選ばれなければ
その日の収入は無い。

綺麗に化粧をして髪をセットしたまで
無駄な時間を過ごす事になる。

あぶれた小姐達はLINEやWeChatを使い必死に営業メールをする。

『こんばんは!今は何をしていますか?』

『久しぶりに逢いたいなぁ~○○の事忘れちゃった?』

『一緒に食事したいね!』

 お決まりの営業メールであるが小姐達は常にこのメールを投網の様に投げている。

売上のシステムは....

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