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もう恋なんてしない。

第2章 ここは中国。不夜城上海。

小姐は空瓶を手に取り、誰にとも無く目で催促をする。

気分良く飲んでいる
何も考えずにうなずくだけである。

テーブルの上にはおしぼりがひかれた上にアイスBOXが2つロックアイスとキューブアイス
その周りにはミネラルウォーター

そしてなぜか多めにあるロックグラスに綺麗に準備された数本のおしぼり。

小姐達はたくみにお酒を溢すのである。
その手法は色々…

多くのミネラルウォーターは手元を隠す為の壁に使う。

飲む事のない空きのグラスもいつの間にか濃い水割りが準備されている。

水割り用の小さなショットグラスいっぱいにお酒を入れる。

こぼれてもお酒は並々注ぐ。下にひいたおしぼりがお酒でびしょびしょ。

酷い小姐は床に溢すのである。

歌を唄っている時が小姐達のチャンス。

決まって酒を作りに席を立つ。

アイスBOXの下にひいたおしぼりも大量のお酒が滲み込んでいる
おしぼりが、びちょびちょになると

アイスBOXにおしぼりを入れて、無くなった氷を取りに行くかの様に部屋を出る

新しいおしぼりとアイスBOXを持って来て同じ事の繰り返し。

まぁ~空になるのは早い。

こんな事も長く上海にいれば全てお見通しだ。
露骨過ぎるとママを呼ぶ事もあるけど

『こぼしてるんじゃないよ!ママ呼べ!』

 今はもうKTVは卒業したのだが…

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