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先生、駄目ですっ……

第8章 鬼の生活指導教師 2

ちなみにその夜の万引き誤認補導事件の際に真っ先に私を裏切った友達とは縁を切った。

ギャルの仲間想いの心意気なんてものは地に落ちたもんだ。

手帳に貼ってある『うちら一生マブダチ』とかデコったプリクラがウケる。

かといって今さら他のグループと仲良くするのもアレだし、クラスでは浮いた存在になりつつある。


「加賀美さんっ!! 迎えに来ましたよ!」

「わかってるって……ったく」

放課後、琴子がクラスまでやって来て私の身柄を確保する。

まあしゃーないからついていく。

いつまですんの、こんなこと

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