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先生、駄目ですっ……

第8章 鬼の生活指導教師 2

「琴子、いいからもう行くよ」

琴子の腕をつかんで引っ張る。

「ま、まだ話は終わってませんっ!!」

「いいから」

ぶーぶー文句を言う琴子を引っ張っていくとミサらの爆笑が背後から聞こえた。

でも仕方ない。

ミサの彼氏はちょっとヤバい奴だ。

楯突くと何されるかわからない。


「もうっ!! なんなんですか、加賀美さんっ!! ちゃんと注意しなきゃ!! 非は向こうにあるんですっ!!」

「馬鹿。そんなことしてヤバいことに巻き込まれたらどうすんだよ?」

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