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先生、駄目ですっ……

第8章 鬼の生活指導教師 2

ある日の放課後----


「いつまでやんなきゃいけないわけ?」


校舎の周辺道路を掃除しながら私は阿久津に噛みつくように文句を言った。

「まあそうやな。取り敢えずこの辺りに目立ったゴミがなくなるまでやな」

すっとぼけた口振りで答える阿久津に殺意が芽生える。

「そうじゃなくて!! 風紀委員の手伝いの話!! もういい加減よくね?」

「加賀美。そういうネットスラング的な発音はよぉないで」

マジ死んで。

駅前の注意よりはましだけど、今日のこの奉仕作業も糞めんどくさい。

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