テキストサイズ

先生、駄目ですっ……

第15章 カテキョとお嬢様 3

「そうだな。悠希も頑張ったけど、小野瀬先生には感謝しないとな」

お父さんも小野瀬先生を連れてきたことを褒められてうれしそうにしている。

栄凛館高校----

私が目標としていた女学校より更にレベルが高い高校だ。


東京大学への現役合格者数が毎年一位か二位かで争っている超進学校だった。

小野瀬先生に勉強を教わることで驚異的に成績が上がった私は志望校を大きく変えてこの栄凛館高校を受験して、見事に合格した。

出来る限り高いレベルの高校に入りたいという気持ちもあったが、それより大きな理由もあった。

この栄凛館高校は小野瀬先生の母校だったから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ