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先生、駄目ですっ……

第16章 数学の補習 最終章

「可愛かったよ、愛美……」

「先生ぇ……」

先生はそっと背中に手を回し、手首の縄をほどいてくれた。

「次はこれをつけるよ」

笑いながら先生が出したのは目隠しだった。

「……はい」

手首を絞められての責めは信じられないくらい気持ちよかった。

先生が言う通りしていたら間違いない……

抵抗する意味なんてないんだから……

とはいえ通い慣れた先生の部屋でも、目隠しをされたらどこに何があるのかわからない。

視覚を奪われるのってこんなに不安定な気持ちにさせられるんだ……

「ひゃんっ!?」

突然足の親指が生暖かい感触に包まれる。

「な、何をっ!? あんっ!!」

先生は何も言わず私の足の指を舐め始めた。

「くすぐったいっ!! せ、んせぇえっ!!」

何も見えないから暴れられない。

変に脚をばたつかせれば先生を蹴っちゃうかもしれない……

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