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先生、駄目ですっ……

第18章 鬼の生活指導教師 最終章

「心配すんなよ、ミサ。この先公なら殺してやるから」

冗談とは思えない気迫があった。

「阿久津っ!! 逃げて警察呼んで!!」

私は夢中で叫んでいた。

「警察? そんな必要はあらへん。俺一人で充分や」

「バカっ!! こいつらマジでヤバいんだからっ!!」

「そうかぁ? 大したことなさそうやけどな?」

のんびりした顔で一人ひとりの顔を見る阿久津。

「んだコラ!! クソ関西人の先公がっ!!」

ロクデナシの一人がナイフをかざして斬り込む。

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