悪魔と天使
第1章 編入
朝目が覚めると着替えて変装などして食堂に向かった。
オタクみたいだからだろうか、周りはヒソヒソと何か言っている。
それを気にも止めず、俺はAランチを注文して席に座った。
隣に誰かいる。
「あれ?楓じゃん。」
「悠か。」
「なんだよ!その反応は!」
横にうるさい奴がいるが、気にせず黙々と食べる俺。
しかし、朝から量が半端じゃない。
悠には毎回驚かされる。
『『!!!キャーーー!!!!』』
突然鼓膜が破れそうな声があがった。
ここはたしか男子校だったよな?
女かお前らは。
あれは、生徒会。
「悠、俺は逃げるぞ。じゃあな。」
「あ、おい、待てよ。」
俺は隙を見て食堂を去った。
昨日俺の部屋に来たやつ。
あれは会長だったんだ。
しばらくは食堂にはいかない方がいいな。
スタスタスターーーーーーーー
「お前はなんで毎回ついてくる。」
「え?まだ2回目だけど。」
「はぁ、もういい。」
「?」
呆れるよ。
俺達は教室に着くと俺は寝る体制になって悠はこちらを見ている。
寝れない。
「見んな。寝れん。」
「えー。別にいいじゃん。」
「………」
これだからバカは。
今気づいたが、眼鏡は寝にくい。
邪魔だな。
かと言ってはずすわけにはいかない。
顔が見える。
やっぱり、屋上.......あ、保健室があるじゃん。
行くか。