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悪魔と天使

第1章 編入


「まぁ、賞品は毎年かなりすごいらしいから出てみたら?」
「そうか。まぁ一応。」
「ずっと聞きたかったけど、変装取ったらどうゆう姿になるの?」
「金髪赤目だ。」



カラコン以外はすぐはずせたのではずして見せた。
そうすると、先生はすごく驚いた顔をした。



「イケメンじゃない。」
「?言っている意味が分からん。」
「しかも無自覚か......うん。これは最高ね♪」
「何、妄想しているんだ。」
「あぁ、ごめんなさいね、ちょっとね。フフッ。」
「?」



一城先生は軽く笑い返し腐女子と腐男子ならわかるわよ、と言ってまた笑った。
俺には理解は一生無理なのかもしれないな。



そこでちょうど授業の終わりのチャイムが鳴った。



ガラガラーーーーーー



誰かが入ってきた。
俺は凄いスピードで変装をした。
自分でも驚きだ。



「あら、会長さんどうしたの?」
「編入生がいると聞いて来た。....コイツか。」



会長にあってしまった。
一番避けたかったことだ。
会長は近づいてきて俺の前にたった。



「東條 隼人(トウジョウハヤト)だ。」
「…………」
「無視か。.......ふっ、面白い。気に入った。」
「...は?......。」
「声はまぁいい方だな。オタクか。」



東條はまた来るとだけ言い残しこの場を去った。



「一ノ瀬君、何か進展あったら報告よろしく!!」
「何もねぇーよ。」



一城先生のニヤニヤがある意味怖いのかもな。
一回頭の中覗きたい。



俺は昼になるまでここにいることにした。
ここはいいサボり場だ。


                          

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