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悪魔と天使

第1章 編入

「そろそろ親睦会ね。」
「親睦会?」
「あら?知らないの?」
「まぁ、一応編入生だから。」
「そうだったわね。いいわ。教えてあげる。」



数分後........



「……と、まぁこんな感じ?」
「なるほど。」



親睦会とはつまり全校生徒で遊ぶ感じだな。
賞品つきだし。
これは皆参加するわけだ。
俺はしないが。



「今年は障害物マラソン?みたいなのするらしいわよ。」
「それは疲れる。」
「今、どうサボろうか考えてるでしょ。」
「やっぱりわかる?」
「顔にでてる。」



うん。
どうサボりましょうか。
でも、賞品が何か次第で出るか出ないか決めるけど。
勿論お金だったら出るよ。



皆もそうでしょ?
欲がない人はいないと俺は思う。
まだ出るとは決まった訳じゃないけどね。



「一城先生は親睦会の日何すんの?」
「別に何も。ここにいるわよ。」
「じゃあ…......」
「ここでサボるのは無理よ。生徒会がたまに来るからね。」
「そうか。」
「ごめんなさいね。」
「あぁ。」



困ったな。
やっぱり、部屋が一番安全だな。
多分な。


                         

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