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悪魔と天使

第2章 親睦会



「皆さんお待ちかねの親睦会の始まりです!では、会長より挨拶と注意事項の確認を行います。」



前にたって司会をしているのは副会長、有馬 捷。
そして今だるそうにマイクを持ちみんなの前たったのが会長、東條 隼人。



『『キャーーーーッ!!!!』』
『抱いてぇーーーッ!!!』
『東條様ーーーッ!!』



今騒いでいる奴等は会長の親衛隊等々。
俺はキモい女装をして今この場にいるわけだが。
皆俺から半径1m距離を置いている。
まぁキモいからだろう。
だってオタクの格好で女装だからな。
俺でも吐き気がする。



だが我慢だ。
これは神南との交換条件だから。
出場するのは絶対だ。
まぁばれなければいい話だ。



「では、皆さん位置について下さい。」



あ......聞いてなかった。
注意事項って何?
まぁなんとかなるだろう。



「楓行こう!」
「悠、俺聞いてなかった。」
「へ?....注意事項とか?」
「全部だ。」
「はぁ!?教えるから来い!」



悠は急いで茂みの方へ俺を引っ張ると手短に説明してくれた。
いいやつだな。


                          

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