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悪魔と天使

第1章 編入


HRは終わった。
悠のせいでほとんど聞いてない。
多分悠の親衛隊には目をつけられたし、最悪な1日にありそうだ。
授業、サボるか。
受ける気が失せた。



俺は席を立って教室を出ようとしたが悠のせいで出れなかった。
呼び止められたのだ。
初めは無視して行こうと思ったら考えが読まれていたらしく俺の前にたち塞がった。



「どこ行くんだよ!授業始まるぞ」
「サボるに決まってんだろ。そこのけよ。」
「あ、おい!」



俺は悠を押し退けて教室を出た。
しつこいやつだ。
屋上でも行くか。



スタスタスターーーーーー



なんで悠がついてきている。
たまたまいく方向が一緒かと思えば屋上までついてきやがった。



「なんでついてきた。」
「楓がサボるから。」
「帰れ。」
「嫌だ。」
「はぁ、勝手にしろ。」



こいつは頑固だな。
いくら言っても言うだけ無駄だ。
だから諦めた。

                         

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