悪魔と天使
第4章 テスト
今日から本格的に勉強しなくてはならない。
赤点はまぬがれたいからな。
この学園は赤点が70点と少し高め。
お金で追試をまぬがれる奴もいれば権力(生徒会など)でまぬがれる奴もいる。
俺にはお金も権力もないわけで。
テスト前の3週間の間勉強づけの毎日を送る訳だ。
まぁそこで邪魔してくる奴が数人いる。
まずは親衛隊。
これはいつもの事だ。
次は悠。
これもいつもの事だ。
それと生徒会。
一番厄介な奴らだ、まったく。
「あっ!!...か~え~で~!」
「ぐへっ!....悠..(怒)」
「あはっ....ごめんなさい...。」
悠がいきなり走って抱きつくから流石に少しイラッときた。
のんきな奴め!
俺は落ち込んでる悠をほたって教室へと入った。
そして、勉強道具を取り出した。
ヒソヒソーーーーーーーーーーーー
『何あれ?オタクは止めて真面目くんになった感じぃ~?キモッ!』
『オタクが勉強して何になるの?そこら辺で腐ってろよ!』
『お金ないんだぁ~かわいそぉw』
そんなヒソヒソ言わなくても全部聞こえてますよ。
ってか、今オタク馬鹿にしたやつ全国のオタクにあやまれっ!