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LAST SMILE

第2章 Blue Sky







「っぁ・・・・っ・・・っ・・・!!!」





突然、祐兎は喉を押さえた。


苦しそうに、煙草を拾い上げた手を悔しそうに握りしめて。


そして、あたしはその時ふと思い出した。


昼間、亜貴が言ってたこと・・・。









―歌えないんだ―









あ・・・。



そうだった。


だからあたしはここに呼ばれて・・・。





そんなに酷いなんて思わなかった。

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