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LAST SMILE

第3章 新しいBlue Sky







AKI

TAKESHI

SHOGO

REI




「ちょっと、“KA”が足りない」


「なんだよ。“REI”でいいっていったろ?」


「そ、そうだけど・・・。
 てか、あたしの名前、入れてくれたんだ?」


「当たり前。メンバーだからな」




その言葉に、あたしはぞくぞくした。


祐兎は喉を痛めて以前のような声じゃなくなったって、
亜貴が説明してくれたけど、

あたしは今の声でも全然悪くないと、正直思うんだ。



少し掠れる、ハスキーボイス。


その声で話しかけられるたびに、
勝手にドキッとしてしまうのは何故だろう・・・。


あたしがボーっとしていると、祐兎は帰り支度を終えていた。



「帰るぞ」


「え?あぁ・・・うん」




もしかして、これを見せるためだけにあたしを待たせたの?


あんなに怒鳴って?



馬鹿みたい!!


あたしは少し文句を言おうかと思ったけど、
折角あたしのために彫ってくれたし、


こんなあたしでもメンバーとして受け入れてくれたって
証拠をみせられて嬉しかった。


だからあたしはその後ろを一生懸命ついていった。


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