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夜が明けても傍にいて。

第24章 恋の終わりと恋の始まり。

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毎日が楽しかった。


平日も休日も、会社でも家でも慎也と一緒に居られたし


ずっとこのままそんな日々が続くと思っていた。






数日後、慎也の家で夕飯を食べ終えてまったりしていると“少し、仕事の話がしたい”と言われた。



「改まってどうしたの?」


いつになく真剣な表情の慎也に
嫌な予感しかしない。


慎也は大きな溜め息を吐いた。







「実は…、













本社に戻ることになった…。」






え…?




「莉菜、うちの会社は役職者は異動があるの知ってるだろ?」




「…うん。」



「本社の都合でこんな時期に…。」



「うん…。」



「わかってほしい。」




「…うん…。」

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