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夜が明けても傍にいて。

第27章 私の知らない過去

「慎也と結婚する前に全部知っておいた方がいいんじゃないかしら?」



この人の…言い方が、気に入らない。



「慎也に…聞きます。

だから、あなたの名前…教えて下さい。」



「ふふっ…。あなた、案外強情なのね?

まぁいいわ…、私の名前は弥生。」


やよい…、さん。



「慎也が全部答えるかどうかはわからないけど

精々頑張って聞いてみることね?」




私の血管がキレた気がした…。



「慎也は私の尻に敷かれてますのでご心配無く。慎也は私のことが何よりも大切みたいですから。」


「そう…。何よりも大切な人を待たせて私に会いに来るんだから慎也もしょうがないわね…。ふふふっ…。」



部屋に入れたのが間違いだったんだ。




「もう、帰って下さい…。」


「あなた、可愛くないわね。」


なっ!!



「本当は黙っててあげようと思ったけど

一つだけ教えてあげる。」


聞きたくなかったけど弥生さんは一方的に話してしまったんだ…。





「慎也のエッチ最高でしょ?」



!!!



「ふふっ…。


慎也にエッチを教えたのは私なの。」



!!!!!




「意味、わかる?


慎也の初めての相手も


慎也があなたを抱く時に魅せるエッチのテクニックを教え込んだのも


この


あ.た.し。」

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