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夜が明けても傍にいて。

第37章 番外編⑥

「だけど、」


だけど?


「産婦人科の診察ってどんなことをどんな風にするんだ?」


いや、それは聞かない方がいいんじゃ…


「触診もあるんだろ?」


「!!…。」


正直に答えるべきか---




慎也は何を想像しているのかまた少しずつ表情が曇って来た。


「慎也…?」




「なぁ、莉菜…。」


「何?どうしたの?」



「お風呂に入るぞ。」


「え…?」





「一緒にお風呂に入ろう。


先生に触られた所全部、俺が綺麗に洗ってやる。」



慎也はそう言うと私を優しく抱き上げてお風呂場に連れて行った。

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