腐男子のカッコいい日常
第1章 双子の転入生
ふぅ。
今日はやけに騒がしいな。
転入生が来るからなのか…?
今は考えてる暇はなかった。
取りあえず教室に向かわないと
後少しだった2年A組の教室の前まで着く。
教室の中からは、うるさいほどの声が聞こえる。
女子の会話とか、男子の叫び声とか…
本当にくだらない話声。
僕はため息をつくと、静かに教室のドアを開けた。
ガラガラガラ
静かにドアを開けたはずだった。
だが、教室の皆はその音を見逃さない。
僕が教室に入ると声が止んだ。
静かになり、席を離れてた生徒も自分の席に戻っている。
何故か、いつもこうなんだ。
どうやら僕は生徒に好かれてないらしい。
まあ、その方が楽だから別に気にしない。
僕の席は一番後ろの窓側の席だ。
だから、外が見渡せた
外を見るとグランドが見える
グランドには、何故か跡部会長がいた。
誰かと話している。
僕は、先生が来るまで
跡部会長をずっと見ていたのだった。