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君の瞳に映るもの

第3章 戸惑い

 てか、食べるところを見られるのって落ち着かないんだけど。

「煙草でも吸ったら」

「食事中、嫌じゃないのか?」

「こっち見ないで」

「どうして?」

 そんな返事が来るとは思わず、返答に困る。

「可愛いのに」

 予想外の言葉が耳に届き、目を疑う。

 昔から真面目だねと言われても、可愛いとは言われたことがなかったから、驚き過ぎて口に運んだご飯を丸飲みしてしまい、むせてしまった。

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