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「今度……」

「っん……っ、んん……」

「言ったら、お仕置きな？」

「え……」

　チュッと音を立てて唇に触れると、零一は私の頭を引き寄せて抱き締める。

「自分をけなすようなこと言ったら、気絶するまで抱き続けるからな」

　零一の声が低く耳元で囁いたと同時、腰に何かが走る。

　反射的に零一の肩に顔を埋めて隠した。

　密着しているから顔を見られる心配はないのだけど、一瞬、何が起きたのか理解できなくて、しばらく顔を上げることができなかった。