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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

「暴れんな。中にマーキングしただけだ。これで暫くの間は大丈夫だろ」

「え?」

 意味がわからない。

 暫くの間は大丈夫って、妊娠の危険があるのに大丈夫な訳ない。

「俺としては体力の続く限りと言いたいところだが……」

 呼吸が整うと、男は余裕の笑みを口許に浮かべて言った。

 そんなこと、受け入れられるわけがない。

 私は大きく首を横に振って男から離れようと突っぱねた。

「は、離れて」

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