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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

「その顔、今すぐ欲しいって顔だな」

 私の表情を眺め、満足気な顔をして、男は顔を近づける。

 不覚にも、色気を漂わせたその表情にドキッとしてしまい、感じながら私は男の指を締め付け、声を上げていた。

「舌出して」

「えっ…ん…ん……」

 言われるままに薄く開いた唇から舌を覗かせると、男の顔が近づき、塞がれていた。

 舌で唇を割り開くと、引っ込めようとした私の舌を吸い上げ、絡めてくる。

「んっ、んん……はぁ、あ……」

 何、この感覚……。

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