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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 腰元には、いつの間にか硬さを取り戻した男の熱が当たっていた。

 また、私を突き上げるのだと思うと、躯の奥が疼いた。

 期待、してるの? 私……。

 狭いバスルームに卑猥な水音が響く。

 男の指を締め付けて、物欲しそうにひくついた箇所の感覚を味わいながら男が囁く。

「これが、欲しいか……?」

「え……あっ」

 壁にもたれながら、私は鈍く振り返った。

 腰に突きつけられた、硬さはビクビクと脈打っていて、今にも飛沫を放ってしまいそうだった。

「欲しいなら、言えよ」

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