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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 そんな状態で止めてと言う方がおかしな話で、事実、欲しくなって、しまっていた。

 けれど、自分から欲しいと口にすることができなくて、くぐもった声をこぼして耐えるしかない。

「躯はこんなに素直なのに、強情な奴だな。なら、欲しいって言うまで、聞いてるか……? ぐちゃぐちゃになって泣き続ける、音…――ほら、こうしてる今も、ぐちゅぐちゅ音を立てて指くわえ込んで、離さない……」

「やっ……!」

 耳を塞ごうとしたけれど、片手で両手をあっさり掴まれて、卑猥な音を聞かされ続ける。

「感じてないなら、こんなに締め付けないよな……?」

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