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　中は駄目。

　そう言いたかったのに、言葉を紡ぐことすらできないくらいに揺さぶられ、私はしがみつく手に力を込めた。

　男の動きがひときわ大きくなり、突き上げる。

　息が上がり、男は震えるように吐息を溢し、私を抱き締めた。

　繋がった奥で、熱い飛沫が放たれる。

　ビクビクと脈打つ互いの熱が収まることなく震えている。

　どちらのものかわからないくらいに溶け合っていた。

　鼓動が速い。

　でも、それは、男も同じで、汗ばむ躯を抱き締めながら、それが収まるまで動かなかった。