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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 呼吸が整うと、男はいとおしむように顔中に唇を落とした。

「ん……」

 唇に触れて、私の顔を覗き込むと、口許に笑みを浮かべて、また、抱き寄せる。

「今日は、ずっと繋がっていようか……?」

「う……? む、むりっ……!」

 危うく流されるところだった。

 思わず、うん、と言ってしまいそうになって、我にかえる。

「暴れんな。躯、洗ってやるから、大人しくしろ」

 そう言って、ずるりと腰を引くと、男はシャワーを出して私の躯から汗を流し始める。

「悪戯したら、お前、怒るだろうな?」 

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