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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 言ってしまえば、合意に限りなく近い。

 そう思うと、何も言えなくなって、押し黙った。

 それもこれも、全部……。

 自業自得だ。

 寝起きの訳のわからない状況に頭がついていかなくて、あれよあれよとヤられてしまったけど、本気で嫌だったなら、どうにかできた筈だ。

 そうできなかったのは、少なからず感じてしまった事実があるわけで、何も言い返せない。

「あぁ、消えちまうな」

「え?」

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