君の瞳に映るもの
第2章 空白の時間
これ以上流されたら、本当に自分を見失ってしまう。
今までそんな風になったことがないから、その先は未知で、想像できなくて不安になる。
出会ったばかりで零一を恋愛の対象にするなんてことは考えられないのに、仮にそうなったとしたら、と考えると、色ボケした自分は、さぞ痛い人に第三者の目には映るのだろうと思うと、それだけは何としても避けなければと思う。
どうしたらいい?
経験がもっと豊富で、手の平で転がせるくらい男を振り回せたらよかったのに。
また、私に触れ始めた唇が、その答えを奪っていく。
無理だ。
どう逆立ちしても、女王様みたいな振る舞いはできない。
今までそんな風になったことがないから、その先は未知で、想像できなくて不安になる。
出会ったばかりで零一を恋愛の対象にするなんてことは考えられないのに、仮にそうなったとしたら、と考えると、色ボケした自分は、さぞ痛い人に第三者の目には映るのだろうと思うと、それだけは何としても避けなければと思う。
どうしたらいい?
経験がもっと豊富で、手の平で転がせるくらい男を振り回せたらよかったのに。
また、私に触れ始めた唇が、その答えを奪っていく。
無理だ。
どう逆立ちしても、女王様みたいな振る舞いはできない。