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双子のお兄ちゃん

第14章 幸福





「………蒼……にぃ……」



声がした方を振り返ると 買い物袋を持った蒼にぃが驚いた顔をして立っていた





「………瑠璃……」







「……蒼……にぃ……蒼にぃ蒼にぃ蒼にぃ~!!」







私は嬉しくて 小さな子供のように泣きじゃくりながら蒼にぃの胸の中へ飛び込んだ




蒼にぃは優しい笑顔で何度も私の名前を呼んで頭を撫でてくれた









「……会いたかった……!!……ずっと……ずっと………」






「…俺もだよ……瑠璃のことを忘れた日なんてなかった…!!」






「……蒼にぃ…」




「……瑠璃…」







私達は見つめ合い……





そして………







キスを交わした………










とても優しくて……







とろけるような……






甘い……






キス………









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