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ホラーな短編

第3章 キャンプ場

そして、夜。




「もう、遅いから寝るか」



流生の言葉で、俺達は寝る準備を始める。




「あの、すみません」




声のした方を見ると、そこには1人の女性。





「ウチの瑠璃を見ませんでしたか?」




よく見ると、昼間「瑠璃」と呼んでいた人だった。





「瑠璃ちゃんって、昼間
省吾と話をしてた女の子?」



「そうです!その子です!
さっきから姿が見えなくて・・・
もしかしたら、、貴方の所にと思っていたんですが」





そう言って、俺を見る瑠璃ちゃんの母親。





「すみません
俺も、あれから姿は見てません」





俺の言葉に母親は「そうですか」と肩を落とし帰って行った。




「瑠璃ちゃん、居なくなったのかな?大丈夫かな?」




流生の言葉に、俺達は何も答えられなかった。












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