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ホラーな短編

第3章 キャンプ場

寝袋に入った俺は、疲れていた事もありすぐに眠りについた。




















「・・・・ちゃ・・・ん」

















「・・・・・ちゃ・・・ん」






「ん・・・・・・・・」






「お兄ちゃん」





「・・・・・・っ!?瑠璃ちゃん」





目を開けると、俺の横に瑠璃ちゃんが座っていた。





「お母さんが、さっき心配していたよ?どこに行ってたの?」




すると、瑠璃ちゃんは
俺の問いには答えず「お兄ちゃん、私寒い」と体を震わせた。





瑠璃ちゃんに触れると、瑠璃ちゃんの体はビショビショに濡れ、体は冷えきっていた。






「大丈夫!?」





瑠璃ちゃんを温めようと、近くにあったタオルで瑠璃ちゃんを包む。







「お兄ちゃん、私寂しい・・・・
怖い・・・・・・・
一緒に来て」




うつろな目の瑠璃ちゃん。




街灯が少ないこの川辺。



1人で母親の所に戻るのは、怖いし寂しいのだろう。





「わかった、一緒に行こうか」




瑠璃ちゃんの手を握ると、瑠璃ちゃんは何故か悲しそうに笑った。







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