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絶対振り向かせる!

第3章 ~海~





すると北野がこっちに歩いてきた


え?


なんで北野?






まさか同じ班なわけ、、、






「同じ班になれて嬉しいよ」



北野は私たちの方へ言い放った




「え、まじ」


私は不意につぶやいてしまった


げ、、、



すると北野は得意気な眼差しで私を見た



「へえ、俺と同じ班でそんなに嬉しいんだ」



「嫌だっつってんの」


あ、でもこんな言い方したら


せっかく誘ってくれた由実に悪いな


「ええっとお、そんなに嫌ではないけど

ちょっと心配かなあ


ほら、北野くんてよくふざけるから


ハハハハー」


私は苦笑いでごまかした





はあ、、、




北野と同じ班かぁ



絶対なんか起こるって






私は別に北野のすべてが嫌いな訳じゃない



付き合ってる時もそうだったけど、北野は話が面白いしすごく気が利く


だから一緒にいて楽しいんだけど



彼の女に対する扱いはひどいものだ


私は北野を好きで付き合った訳じゃないから良かったけど


北野が遊んでいる大体の女の子は本気で北野に惚れている


それなのに平気で捨てるんだ



だから私は北野のことが苦手




はあ、この修学旅行楽しみだけど



不安もともなうな、、、



ま、いーや



他のメンバーを待とう



すると



美波ちゃんがこっちに向かって走ってきた



あ、美波ちゃんも同じ班かあ







「私も同じ班だからよろしく!」



美波ちゃんが笑顔で言った


かわいいなあ



美波ちゃんはクラス1の美少女だ



顔だけじゃなくて性格もいいしおしゃれ



だから多分一番モテてるんじゃないかな



イケメンとしか付き合わないし



いーなー



私もあれくらいかわいければ遼ちゃんも振り向いてくれるのに、、、




「これで班は全員だから」



由実がいい放った

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