テキストサイズ

絶対振り向かせる!

第4章 修学旅行当日




その夜は寝られなかった




ずっと泣いていたから、、




朝、鏡を見ると目がパンバンに腫れていた




ひどい顔、、、



ただでさえぶさいくなのに




こんなにひどくなっちゃうなんて








その日、部屋を出てから私は



出来るだけ顔を見られないように努力した



泣いたってバレちゃうから




そんなことをしていたら班別に集まるように指示が出た




すると向こうの方に四人が集まっていた






みんな昨日、、、





やったのかな





いや、やったよね






「優花!

その顔


どーしたの?

もしかして泣いた?」



最初に話しかけてきたのは由実だった



由実は相変わらずの笑顔だった





由実、、、





北野とやっちゃったんだ、、、





「う、うん


ちょっとなかなか寝れなくて映画見てたんだ」



「へえ!

優花が映画か!


珍しいね!」


「う、うん」



遼ちゃんは私の顔をじっと見ている



そ、そんなに見ないでよ




また、、、




泣いちゃうから




もう



やめてよ




これ以上私を




苦しめないで

ストーリーメニュー

TOPTOPへ