
絶対振り向かせる!
第4章 修学旅行当日
それから私たちは一日中、修学旅行先の名所を回った
いろいろあったけど
私の頭は
昨日のことでいっぱいいっぱいで
少しも楽しめなかった
そして夕方になった
私たち五人は夕飯を食べていた
部屋割りは昨日と同じで、私と美波ちゃん、北野と由実、遼ちゃん一人になった
でも実際は遼ちゃんと美波ちゃんが同じ部屋なんだ
北野と由実はそのことを知らないし
私や美波ちゃんや遼ちゃんも昨日のことを言わなかった
本当は由美を止めたかったけど
精神的にボロボロな私には
そんな元気なかった
「ごめん、ちょっとトイレ」
私はトイレに行くために食事中抜け出した
すると北野が追いかけてきた
