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絶対振り向かせる!

第4章 修学旅行当日





「遼、、、」



北野が真剣な顔で遼ちゃんを見つめていた



すると遼ちゃんはすごい勢いで私を連れて早足で歩きだした



「遼ちゃん、遼ちゃん」



歩いてる途中、私は遼ちゃんに何度も話しかけたが無視されてしまった



しばらく連れられて歩くと、遼ちゃんの部屋の前に着いた



すると遼ちゃんは私の顔をのぞきこんだ


「入れよ

泊まるとこないんだろ?」



「え、、、」



でも中には美波ちゃんが、、、



いるんじゃないの、、、、




遼ちゃん、、、



私の気持ち知ってるくせに




そんなに美波ちゃんとの仲を私に見せたいの?




私はそんなことを考えながら部屋の前に突っ立っていた



「いいから入れ」


遼ちゃんが言った



そんな




入れるわけないじゃん



無理だよ、、、



そんな私を見かねたのか


遼ちゃんは私をグイっと部屋の中へ押し込んだ




「きゃ、きゃあ」




中に入ると誰もいなかった




え、、、、




なんで、、、



いないの?





「美波ちゃんは?」





あっ



やば




思ったことをつい口に出しちゃった





すると遼ちゃんは



「は?」



と言って不思議な顔をしている



「だって、、、

美波ちゃんとやったんでしょ?

そういう関係なんでしょ?



私にはなんの興味もないのに

美波ちゃんみたいなかわいい子にはエロいことしたいんだ


まあそうだよね

どうせ私なんてなんも、、、」


「待てよ

なんか勘違いしてないか?


美波は確かに昨日俺の部屋に泊まったけど

なんもしてない」


「うそうそうそー!

男女が同じ部屋に泊まってなんもしないはずない!

それに美波ちゃんは絶対遼ちゃんのこと好きだったもん!

やったでしょ!

昨日二人がやった所になんか泊まりたくない!」
  

イライラした私は2つのベットをぐちゃぐちゃにした


「ったく落ち着けよ

美波には昨日ここでコクられたよ

でもふったしなんもしてない」

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