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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第10章 好きだ

「音羽! ほとんど食べてないじゃない?」

母親が駆け寄れば、

「ごめん…食欲湧かなくて……」

音羽は無理矢理作った笑顔を向ける。


「あんまり根詰めちゃダメよ。後でサンドイッチとか軽いもの作って持って行くから、ちゃんと食べなさいね?」

「うん……」

疲れた顔をして音羽がリビングを出て行けば、母親は音羽の残した山盛りのおかずに溜息を零す。


─────そして、

気まずくて蘭が目を逸らしている隙に…



「─────ぎゃぁっ⁉︎ 」


視線を戻した蘭の目の前には、むぅと音羽…そして蘭の分のおかずが盛られたタワーが出来上がっていた。


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