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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第10章 好きだ

ガランガラン
鐘の音が重々しい音を響かせる。

パンパンと両手を叩き、新年の幸せを願う。


そんな蘭の後ろで、

「ホントにむぅのお嫁さんになれますようにってお願いしようかな」

「合格祈願に来たのにそれはナイだろ」

むぅと仲良く腕を組む音羽。


昔からむぅと音羽は仲がいい。

音羽はいつだってむぅにベッタリ張り付いていた。

でも、
そんな仲良しな2人に、蘭はモヤモヤしていた。


(もう! むぅは私の彼氏なのにぃ!)

心の中で叫ぶ。

(ん? 彼氏?)

好きとは言われたけど…それで彼氏彼女になるのかな?

でもそんな事、恥ずかしくてむぅには聞けなくて、蘭はまた1人モヤモヤと眉間に皺を寄せた。



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