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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第10章 好きだ

タメなのに何で敬語なんだよっと、むぅは笑顔を見せる。

そして、

「ん。なら、カラオケ行こうぜ」

そう言って、クルッと蘭に背を向ける。


「はい‼︎ 」

嬉しそうに返事をして、むぅの後ろから歩き出す取り巻きたち。

少し離れた所で、由莉奈も黙って3人を待っている。


───”好き”って言われたのは気のせい?


楽しそうに由莉奈たちと歩くむぅに、蘭の胸がズキズキと痛む。


蘭 ”が” 好きとは言われなかった。

”蘭、好きだ”

あの告白には続きがあったかもしれない。


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