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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「マジマジ。俺の知り合いに、20歳まで待って♡って奴いたなぁ」

「20歳⁉︎ マジかよ⁈ 」

「いやいや、20歳はまだ可愛いな。結婚するまで待って♡ってのもいたな」


むぅの反応を楽しみながら、たぁの意地悪な台詞が続けられる。


「蘭ちゃんみたいな天然な可愛い子だったなぁ…」

「結婚……って⁉︎ 」


サーッと青くなるむぅを、楽しそうに見るたぁ。


「辛いな、童貞くん♡」

「……っ、うるせぇ‼︎ 」


「むぅはまだ右手が恋人だろ? 兄ちゃんの右手を貸してやってもいいぞ」

からかうような笑顔を見せながら、たぁの手がむぅの下腹部へと伸ばされる。


「要らねぇよ‼︎ 」

パシッと振り払うのに、

「あ、むぅは左利きだから、左手が恋人か?」

「ばっ⁉︎ 」

懲りもせず、また伸ばされるたぁの手。


慌てたむぅは、


「たぁこそ、休みの日に家にいるなんて彼女に振られたんだろ?」

「………は?」


完全に言葉の選択を間違えた。


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