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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

たぁの顔付きが変わり、離れて見ていたとぉは心配そうにむぅを見やる。


だが、むぅはそれに気付くことなく…

「これからは右手しか相手してくれないんだろ? 俺に貸してる場合じゃ…っ⁉︎ 」


─────ダンッ‼︎


床に打ち付けられる音が響き、

「〜〜〜っ痛…」

あまりの衝撃からか、一瞬遅れて痛みが走る。

ズキズキ痛み出した頭を押さえたむぅは、馬乗りになっているたぁを睨んだ。


「何すんだよ⁉︎ 」

むぅ渾身の力を込めて押し退けようとしても、たぁはビクともしない。

小1から続けている空手のお陰か体育会系な体格のたぁ。

その怪力には、たぁの兄である とぉ すら勝てない。


「女の押し倒し方、教えてやったんだよ♡」

ニッと口端を上げるたぁの顔は…

子供の頃からむぅをいたぶる時に見せた意地の悪い笑みで、


「─────…っ」


自身の失言に気付いたむぅは、顔を引き攣らせて息を飲んだ。

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