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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

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『バレンタインにチョコも貰ってないのに、ホワイトデーに面と向かってプレゼントされたら重いだろ』

たぁに言われ、むぅも納得した。


そして、

『 ”愛しの蘭へ……むぅより♡” って袋に書いて、蘭の鞄に忍ばせておけ』

たぁに言われた通り、蘭の鞄にこっそり入れておいた。


だが、

”蘭へ” と書いた後が、恥ずかしくてどうしても書けず、

”神様より”

照れ隠しにそう書いていた。

─────…

(まさか…本気で神様からとか思ってないよな⁈ )

複雑なむぅの表情から事情を察し、

裕貴と和佳は顔を見合わせると同時に噴き出す。


「何? 何で笑ってるの?」

首を傾げる蘭。


無言で2人を睨むむぅの顔はほんのりと赤い。

(くそっ、たぁの言うことなんか聞かなきゃよかった)


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