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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

無事ホテルに着き、男女別々で分けられた部屋へと戻る。


「あーあ、せっかくの泊まりなのに和佳ちゃんと別部屋なんてっ‼︎ 」

ドサッと荷物を投げ捨て、裕貴は畳の上に寝転がる。

部屋の中には、むぅと裕貴の他にクラスメイトの男子が4人。計6人の部屋だ。


「裕貴、お前もう卒業したのか⁈ 」

1人の男子が、待ってましたとばかりに裕貴に詰め寄る。


むぅたちと同じく、バレンタインから付き合い始めた裕貴と和佳。

たった1ヶ月半の付き合いだが、2人は既に互いの家に泊まり合う仲だと聞く。


「卒業?あー…したよ」

一瞬考えを巡られた後、裕貴はドヤ顔で答えた。


「マジか⁉︎ 」

「何回ヤッた⁈ 」

「詳しく聞かせて‼︎ 」

飛び付くように、裕貴の周りに群がる同部屋の男子たち。

むぅは深いため息を吐き出した。


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