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(………ムカつくな)

自慢げに体験談を語る裕貴。

目をギンギンに輝かせた4人のクラスメイトがそれを囲む。

そんな5人を軽く睨みながら、少し離れた所に座るむぅは携帯を取り出した。


画面には、LINEの通知が来ている。

『今、1階のお土産屋さんまで来れる？』

蘭からだ。

『すぐ行く』

そう返信すると、むぅは立ち上がる。


「ちょっと出てくる」

一応声は掛けたが、エロ話に夢中な5人に聞こえたかどうか…

むぅは小さく息を吐き出すと、部屋を出た。