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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第14章 タチの悪い女 <夏休み特別編>

蘭の頭の中では、あの時 凛に言われた言葉がグルグルと回っていた。

(大事に…いつまで、とっておくんだろう……)

片隅にそんなことを思いながら、

「むぅ」

「ん?」

どうしても伝えたい言葉を口にする。


「私の人生の、初めてから終わりまで……全部むぅがもらってね?」


─────…

心臓が、止まるかと…

むぅにとってはそれ程に衝撃的な言葉。


「は⁈ 」

やっとで紡いだ言葉に、

「嫌?」

眉を下げ、小首を傾げて問う蘭。


(本当にわからないでやってんのかよ⁉︎ )

赤くなっていく顔を見られたくなくて俯けば、

(─────…っ‼︎ )

晒されたままの蘭の小さな膨らみが覗く。


「〜〜〜〜〜っだから! 煽んなって言っただろ‼︎ 」

「え?…っ⁉︎ いっ、痛‼︎ 」

白い肌の上の真っ赤な果実。

悔しくて歯を立てれば、蘭は小さな悲鳴を上げた。


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