テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第4章 どんだけ濡らしてんだよ?

─────俺は大人っぽくもなくて、カッコ良くもないって事かよ!?


”俺とそいつとは違うだろ?”

先程の自分の言葉が虚しく響く。


蘭の中で、その従兄弟とむぅとの違いはそこなんだと言われたような気がして、むぅは怒りに顔を歪ませた。



「あっそ! じゃあちゃんと掃除しないとな!」

そう言って、むぅは手近に置かれていた雑巾をバケツへと突っ込む。


「手伝ってくれるの? ありがと~」

嬉しそうにそう言う蘭に向けられたむぅの顔は、意地悪く笑っていた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ