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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第4章 どんだけ濡らしてんだよ?

「はぁ? 拭くのはお前だよ!」


ビシャッ!

むぅは雑巾を絞らないまま床に滑らせる。

ボタボタと大量の水滴が零れ、床は水浸しになっていく。


「ぎゃー、むぅ! 床がビショビショだよーっ! 」

驚いた蘭は、埃取りブラシを投げ出して駆け寄った。



「─────ッ……だから、お前が拭くんだろ?」


言葉とは裏腹に、むぅの意識は蘭にギュッと掴まれた腕に集中していて、心臓が騒ぎ出す。


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