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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第5章 来ないとどうなるか…分かってる?

ギュッ…と、蘭はむぅの頭を抱き寄せる。

「あれ? なんか熱い……?」

身体に触れるむぅの頭がやけに熱い。


「熱あるみたいなの」

和佳が心配そうにむぅの顔を覗き込む。

「私が送ってくって言ってるのに、蘭に迎え頼んだからって断られてさ……」


「え⁈ 熱があるのに自転車って…大丈夫⁈ 」


蘭の言葉に和佳も驚いた顔をしている。

まさかお迎えが、蘭の自転車だとは思わなかったのだろう。


「蘭の運転は亀だから大丈夫。歩いて帰るよりはマシ」

そう言って立ち上がるむぅを、蘭と和佳がそれぞれ両脇から支えた。


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