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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第5章 来ないとどうなるか…分かってる?

「ねぇ…やっぱり私が送ってくよ?」

フラフラノロノロ走り出す蘭の自転車。

その横を歩きながら、和佳は不安そうに声を掛ける。


「本気で漕げ」

荷台に座るむぅも、呆れたように声を掛けてくる。


「これがっ、私の、本気ぃ〜」

力みながら答える蘭。

だが、その必死の頑張りも虚しく、通行人が笑いながら3人を追い越して行く。


「歩いた方が早ぇじゃん?」

度を越すノロノロさ。

ハラハラしながら着いてくる和佳に、むぅが優しく声を掛けた。

「和佳、悪かったな。後は大丈夫だから皆の所に戻れよ」


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